私道負担とは?セットバック有など、不動産売買時に知っておきたいメリットとデメリットについてです。
※投資は自己責任でお願いいたします。
目次
私道負担とは?
私道負担とは、土地の一部に私道が含まれていること。
私道と公道との違い
- 私道・・・個人や企業が所有・管理する道路
- 公道・・・国や地方公共団体が所有する道路
私道負担付土地の売買時
私道負担が付いた土地を売買する際には、敷地面積のほかに「私道負担面積」や「セットバック面積」を明記するよう定められています。
不動産売買の広告などで
- 「私道負担あり」
- 「セットバック要」
表記があれば、具体的な面積などの詳細を確認しておくことが大切です。
私道負担のメリットとデメリット
メリット
- 私道が所有権の対象となるため管理責任を負う。
- 公道に比べて私道の利用料金が安くなる場合もある。
- 私道の整備や維持を自分たちで行うことができるため、自分のニーズに合った道路にできる。
デメリット
- 私道の整備や維持に費用がかかる。
- 私道の利用者とのトラブルが発生する可能性がある。
- 私道の所有権を第三者に譲渡することが難しい場合がある。
私道負担付きの土地を購入する際には、メリットとデメリットをよく理解した上で、慎重に検討が必要。
セットバックとは?
セットバックとは、建物を建てる際に、道路から一定の距離を後退させること。
セットバックの目的
道路の安全性を確保し、隣地の採光や通風を確保するため。
- 消防車、救急車などのスムーズな出入り経路の確保
- 災害避難時の経路確保
- 日照や風通しの確保
セットバックの距離
道路の幅や周辺の状況によって異なり、建築基準法や都市計画法などの法律で定められている場合もあります。
参考)建築基準法第42条2項道路 略:2項道路(にこうどうろ)
- 建築基準法施行時の際、すでに建築物が建ち並んでいた幅員4m未満の道路で、特定行政庁が指定したもの。
- 原則その中心線から2mの線を境界線とみなす。片側ががけ地、水路などの場合は片側から4mを境界線とみなす。
- 評価対象地の前面道路が42条2項道路に指定されていればセットバックを考慮した評価減が必要。
セットバックを行うことで、建物を建てられる面積が減ってしまうため、土地の購入を検討する際にはセットバックの距離を確認しましょう。
まとめ
私道負担とは?セットバック有など、不動産売買時に知っておきたいメリットとデメリットについてでした。
リンク
不動産投資の始め方を無料で相談
不動産投資の無料相談【トウシェル】を使うと、個人向け不動産投資会社紹介コンサルティングの情報を得ることができます。
トウシェルの特徴
- 不動産投資会社紹介サービス
- ストップコール制度 (不動産投資会社からの連絡をストップ)
- 個人情報の保護に注力
※投資は自己責任でお願いいたします。
あわせて読みたい記事
1万円から投資できる不動産投資型クラウドファンディング
日本で買える米国REIT ETF
あわせて読みたい書籍
リンク
リンク
リンク
リンク