配当性向とは?高配当戦略と銘柄ランキングについてです。
目次
配当性向とは?
企業が1年間で得た利益(当期純利益)のうち、どれくらいの割合を株主に配当として支払うかを示す指標です。
企業が稼いだお金を、どれくらい株主に還元するかを表す割合のことです。
計算方法
配当性向の計算式。
配当性向 (%) = 配当金 ÷ 当期純利益 × 100
例)
ある企業が1年間で100万円の利益を出して、そのうち50万円を株主に配当した場合、配当性向は50%となります。
配当性向が高い場合・低い場合
配当性向が高い場合:
株主への還元を重視していると考えられます。
安定的な収益が見込める企業の場合に多く見られます。
配当性向が低い場合:
将来的に成長するための投資に資金を回していると考えられます。
新規事業への投資や設備投資など、企業の成長のために資金が必要な場合に多く見られます。
配当性向を見ることのメリット
企業の財務状況を把握できる:
配当性向を見ることで
- 企業がどれくらいの割合で利益を株主に還元しているのか?
- 内部留保に回しているのか?
がわかります。
投資判断の材料になる:
- 高配当を求める投資家 → 配当性向が高い企業は魅力的
- 成長株に投資したいと考えている投資家 → 配当性向が低い企業が魅力的
配当性向ランキング
みんかぶサイトで配当性向の高い銘柄のランキングを見ることができます。
https://minkabu.jp/financial_item_ranking/payout_ratio
関連用語
配当利回り:
配当金と株価の比率を表す指標です。配当性向と合わせて確認することで、より詳細な評価ができます。
内部留保:
企業が利益を蓄えておくこと。内部留保が多い企業は、将来の投資に備えていると考えられます。
米国高配当ETF比較
まとめ
配当性向は、企業の財務状況や将来の成長性などを評価する上で重要な指標の一つ。投資をする際には、配当性向だけでなく、他の指標も総合的に判断することが大切です。
注意点として、配当性向は、業界や企業の性質によって適切な水準が異なります。過去のデータに基づいて計算されるため、将来の配当性向を保証するものではありません。
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