高配当、増配、財務健全性が期待される注目銘柄と注意点【配当金投資戦略】

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配当重視の投資戦略の参考にしたい、高配当、増配、財務健全性を銘柄リストです。

※投資は自己責任でお願いいたします。

高配当、増配、財務健全性が期待される注目銘柄

(2025年6月参考)

証券コード企業名主な事業内容配当利回り
(参考)
1株あたりの配当金 (実績)連続増配年数(実績)特徴・備考
4452花王化粧品、トイレタリー製品2%台後半150円前後35年以上超長期の連続増配実績を誇る。生活必需品のため景気変動に強い。
7466SPK自動車部品・産業機械部品3%台前半100円前後27年以上BtoBビジネスで安定した収益基盤。
8593三菱HCキャピタル総合リース3%台後半35円前後26年以上累進配当を掲げており、株主還元に積極的。
8566リコーリース総合リース3%台後半120円前後25年以上安定したリース事業で、高配当・連続増配を継続。
9433KDDI通信事業3%台前半140円前後20年以上連続増配を継続する通信大手。安定したキャッシュフローが魅力。
8309三井住友トラストHD信託銀行グループ4%台前半250円前後1年以上 (累進配当)累進配当を導入し、減配しない方針を掲げる。金利上昇が追い風に。
4272日本化薬機能化学品、医薬3%台後半50円前後1年以上グローバルニッチトップ製品を持つ。
9069センコーグループHD総合物流2%台前半50円前後1年以上物流インフラとして安定した収益。
8058三菱商事総合商社3%台後半100円前後1年以上 (増配傾向)資源価格の影響を受けるが、高配当と安定した業績が魅力。
7203トヨタ自動車自動車製造3%台前半75円前後1年以上 (増配傾向)圧倒的な財務基盤と収益力。

関連用語

配当利回り: 
配当金と株価の比率を表す指標です。配当性向と合わせて確認することで、より詳細な評価ができます。

内部留保: 
企業が利益を蓄えておくこと。内部留保が多い企業は、将来の投資に備えていると考えられます。

増配 (ぞうはい):
多くの企業は利益の中から株主への還元策として定期的に配当を出しますが、業績改善や株主重視策として配当金を増やすことを増配といいます。増配を発表した企業は有望企業として注目され、その企業の株式が買われる傾向にあります。

減配(げんぱい):
企業が株主に支払う配当金の額を、前の期よりも減らすことを指します。

累進配当 :るいしんはいとう
企業が株主に支払う配当金を毎年増配、または最低でも横ばいの水準で配当し続けること。

配当戦略の3つの注意点


1. 減配・無配のリスク

  • 配当は約束されているわけではない。
    会社の業績が悪くなれば、配当は減ったり(減配)、無くなったり(無配)します。
  • 配当利回りが高すぎる銘柄には要注意。
    株価が急落したことで一時的に利回りが高くなっているだけの可能性があります。

2. 株価の値上がりは期待しにくい

  • 企業が利益を配当に回すと、新しい事業への投資に使えるお金が減ります。
  • そのため、株価が大きく上がる(キャピタルゲイン)チャンスを逃す可能性があります。

3. 投資先が偏る(かたよる)

  • 配当率が高い特定の業界(例:金融、海運)の株ばかりに投資すると、その業界全体の景気が悪くなった時に、一斉に減配されるリスクがあります。
  • 複数の業界に分散投資でリスクヘッジ

単に配当利回りが高いだけで選ぶのではなく、業績や成長の将来的な安定性「減配しない体力があるか」を調べて投資することが大切です。

まとめ

株主還元の配当は、企業の財務状況や将来の成長性などを評価する上で重要な指標の一つ。投資をする際には、配当性向だけでなく、他の指標も総合的に判断することが大切です。

注意点として、配当金は、業界や企業の性質によって適切な水準が異なります。過去のデータに基づいて計算されるため、将来の配当性向を保証するものではありません。

※投資は自己責任でお願いいたします。

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