地球環境問題に関するニュースでよく聞く「カーボンニュートラル」とは何でしょうか?各国の動きや関連銘柄についてです。
目次
カーボンニュートラルとは? 【carbon neutral】
環境化学の用語の一つ。
日本語: 炭素中立
何かを生産したり、一連の人為的活動を行った際に、排出される二酸化炭素と吸収される二酸化炭素が同じ量である、という概念。
環境省のカーボン・オフセット制度の定義
「市民、企業、NPO/NGO、自治体、政府等の社会の構成員が、自らの責任と定めることが一般に合理的と認められる範囲の温室効果ガスの排出量を認識し、主体的にこれを削減する努力を行うとともに、削減が困難な部分の排出量について、『クレジット』を購入すること又は他の場所で排出削減・吸収を実現するプロジェクトや活動を実施すること等により、その排出量の全部を埋め合わせることをいいます。」 - Wikipedia
カーボンネガティブ (carbon negative)とは?
人間活動で排出する温室効果ガスの量よりも植物や海などが吸収する温室効果ガスの量の方が多い状態
カーボンポジティブ (carbon positive)とは?
人間が何らかの一連の活動を通して温室効果ガス(特に二酸化炭素)を削減した際、排出される量より多く吸収すること
カーボンニュートラルな植物利用と炭素量変化の流れ
- 何もない状態
- 木を植え、木が生長する。二酸化炭素を大気中から吸収する。
- 木が成長をほぼ終える。
- 木を伐採し加工する。木材と木くずなどが出る。
- 木材を紙、建材などに利用する。木くずはさらに増える。
- 紙、建材などはやがて焼却処分される。二酸化炭素が大気中に戻る。木くずや燃えかすの灰は地中に入る。
- 木くずや燃えかすの灰は微生物に分解されて、二酸化炭素やメタンとして大気中に戻る。
各国の動き
欧州グリーンディール
欧州委員会が2019年12月に発表。
2050年までにカーボンニュートラルを達成する目標を掲げている。
パリ協定
第21回気候変動枠組条約締約国会議(COP21)が開催されたフランスのパリにて、2015年12月12日に採択された、気候変動抑制に関する多国間の国際的な協定
クリーンエネルギー関連銘柄/ETF
iShares Global Clean Energy ETF
ETFICLN:US
NASDAQ GM
- 米国籍のETF(上場投資信託)
- S&Pグローバル・クリーンエネルギー株指数に連動する投資成果を目指す。
- エネルギー、工業、テクノロジー、公益事業の中型株を中心に保有する。時価総額加重平均を用いて保有銘柄のウエートを算定。
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まとめ
地球環境問題に関するニュースでよく聞く「カーボンニュートラル」とは何でしょうか?各国の動きや関連銘柄についてでした。
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