【インデックス投資】VYMとは? – 米国高配当株式ETFを分析

Stock

インデックス投資家に人気の、バンガード・ハイディビデンド・イールドETF「VYM」について分析、他ETF比較していきます。

※投資は自己責任でお願いいたします。

VYMとは?

VYM (Vanguard High Dividend Yield ETF)は、米国籍のETF(上場投資信託)。

  • 平均以上の配当を出す普通株で構成されるFTSEハイディビデンド・イールド指数に連動する投資成果を目的。
  • 時価総額加重平均を用いて保有銘柄のウエートを算定。

FTSE ハイディビデンド・イールド・インデックスとは?

FTSE Russellが公表する指数で、米国株式市場における配当利回りが上位の銘柄で構成され、REITは除外

VYMの概要

HDVと他の人気ETFであるHDV、SPYD、と比較してみました(2020.05.28時点)

銘柄
(ティッカー)
VYMHDVSPYD
運用会社Vanguard Black RockState Street
ベンチマークFTSE
ハイデ ィビデンド・
イールド指数
高配当米国株
モーニングスター
配当フォーカス指数
S&P500高配当
配当上位80銘柄均等
構成銘柄数約395銘柄約75銘柄約80銘柄
コアセクターヘルスケア
金融
消費財
エネルギー
ヘルスケア
通信
不動産
金融
ETF純資産235.62億ドル
(約2兆4000億円)
58億ドル
(約6,000億円)
18億ドル
(約1900億円)
リバランス年1回四半期半年
1月、7月
配当時期四半期
3月/6月/9月/12月
四半期
3月/6月/9月/12月
四半期
3月/6月/9月/12月
配当金利回り
(年率%)
4.24%4.36%5.64%
経費率
(年率%)
0.06%0.08%0.07%
設定日2006/11/162011/03/312015/10/22

配当金利回りが、高配当なのが特徴的です。

組み入れセクター構成も見ていく必要があります。

投資アプローチ

  • FTSE ハイディビデンド・イールド・インデックスのパフォーマンスへの連動を目指します。
  • 完全法を用いたパッシブ運用です。
  • ファンドはフルインベストメントを維持します。
  • 大型株の中でも、予想配当利回りが市場平均を上回る銘柄を、重点的に組入れます。
  • 低経費によってトラッキングエラーを最小限に抑えます。

セクター構成比率

VYMの組み入れ銘柄のセクター構成です。(2020.06.25時点)

ヘルスケア16.2%
金融15.8%
消費財15.0%
テクノロジー11.2%
公益10.0%
消費者サービス9.1%
資本財8.4%
石油・ガス5.5%
通信サービス5.5%
素材3.3%

組み入れ上位10銘柄

VYMの組入銘柄は下記方針によって選定されます。

  • 高い配当利回りの銘柄で構成
  • REITは除外
    ※米国内国歳入庁(IRS)の定める適格配当(qualified dividend)に対して、現行適用されている優遇税率が、REITには適用されないため。
  • 年1回のリバランス時にバッファーゾーンを設定、ポートフォリオの回転率を低下

上位10銘柄は下記となります。(2020.05.28時点)

銘柄割合
JPM:USJPモルガン・チェース・アンド・カンパニー3.82%
JNJ:USジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)3.77%
PG:USプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)2.96%
T:USAT&T2.72%
INTC:USインテル2.55%
VZ:USベライゾン・コミュニケーションズ2.37%
XOM:USエクソンモービル2.30%
KO:USコカ・コーラ2.17%
MRK:USメルク2.06%
PFE:USファイザー1.96%

ヘルスケア、金融、消費財、テクノジーの比率が高くなっています。

同じく米国株高配当ETFであるSPYDと比較して、REITを除外しているため不動産セクターの比率が低いのが特徴です。

VYMは平均以上の配当を出す普通株で構成されるFTSEハイディビデンド・イールド指数連動を目指しているため

時価総額と配当金の高い銘柄が組み入れられるます。

1年に1回のリバランスで、ポートフォリオの回転率を低くしているのが、他の四半期ごとにリバランスを行なっているETFと違う点です。

パフォーマンス

VYMの設定日が2006年と、ちょうどリーマンショックとコロナ影響をシミュレーションできるため、過去のパフォーマンスをPortfolio Visualizerで検証してみました。

ポートフォリオグロース

S&P500種指数との連動を目指す SPY と比較してみます。

ほぼ同じような推移ですが

2007年のリーマンショック時には同じような下落率ですが、

2020年のコロナ影響は、

時価総額の加重平均である「SPY」は、IT関連銘柄などの比重が多く

配当と時価総額で銘柄選定組み入れされる「VYM」とで

構成セクターの影響による、下落率に差が出ています。

ご自身の投資戦略で、配当金を重視するか、トータルリターン を重視するかで、どのETFを選ぶと合うのか、変わってくるかと思います。

年リターン推移

まとめ

米国株高配当ETFであるVYMを分析してみました。

平均以上の配当を出す普通株で構成されるFTSEハイディビデンド・イールド指数連動を目指し、REITを除外しているのが特徴的でした。

それでも暴落時にはマイナスリターンとなるためリスクマネジメントが重要になってきます。

ご自身の投資戦略で、インカムゲインである「配当利回り」を重視するか、中長期的な資産形成で「トータルリターン」 を重視するかで、どのETFを選ぶと合うのか変わってくるかと思います。

※投資は自己責任でお願いいたします。

[関連書籍]

ポートフォリオの考え方を実例を多く説明されています。

そもそもインデックス投資ってなに?どうやるのかわかりやすく説明されています。

タグ:

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA