※2020年2月の情報です。最新の情報は国税庁のページなどをご参考ください。
会社員が副業を考えるときに気になるのが税金です。
まずは本業である会社からの給与で「収入」と「所得」ってなにが違うのか?から押さえていきたいと思います。
目次
「収入」と「所得」の違いと所得税
「収入」は給与や賞与などいわゆる年収。「所得」は経費など控除を引いた金額です。
給与収入
給与や賞与を合計した、税引き前のいわゆる年収。
給与所得
必要経費にあたる給与所得控除などを引いた金額。
No.1400 給与所得 – 国税庁
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1400.htmNo.1410 給与所得控除 – 国税庁
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1410.htm
所得税
- 給与所得 × 所得税率 = 所得税金額
参考)No.2260 所得税の税率 - 国税庁
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/2260.htm
「源泉徴収」と「年末調整」 – 会社が従業員の代行で納税
企業は、源泉徴収(給与から天引き)と年末調整いう形で、会社に勤めている従業員全員の納税義務を代行してます。
源泉徴収とは?
年間の所得にかかる税金(所得税)を事業者が給与からあらかじめ差し引くこと。
年末調整とは?
1年に支払った税金の中から、支払い額が多かった場合に差額を調整。
その年に生命保険料や地震保険料を払ったり結婚したりすると「所得控除」が受けられます。
参考)年末調整がよくわかるページ – 国税庁
https://www.nta.go.jp/users/gensen/nencho/index.htm
源泉徴収であらかじめ給与から差し引いたものから、年末調整で正確な所得税を計算します。「源泉徴収票」でその年の所得税を確認することができます。
源泉徴収票とは?
「1年間いくら給料を支払って、いくら税金を徴収したか」が記載された小さな紙のこと。源泉徴収表の見方はこちらの記事にまとめてあります。
まとめ
「収入」は給与や賞与などいわゆる年収。
「所得」は経費など控除を引いた金額。
収入が一つのところからの会社員の場合、
企業が「源泉徴収(あらかじめ天引き)」と「年末調整(正確な計算)」で納税を代わりに行っている。
副業するなどして、一つの会社以外の収入が発生すると、条件にもよりますが確定申告を自分で行う必要が出てきます。
次回はこの違いについて説明していきたいと思います。
参考
確定申告やネットから申請する方法はこちらの記事に記載しておりますのでご参考ください。
クラウド会計で、かんたん確定申告【自動化】
これらのクラウドサービスは、国税庁のe-Taxソフトウェアと提携しているので、そのまま申請することができます。
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少しずつですが、場所と時間を選ばない便利な世の中になってきましたね!
余談ですが
国税庁、e-Taxのサイトがわかりにくくて、何回もドロップしかけました。
これから働き改革で、長く働けるように副業やフリーランスという多様なワークスタイルを選択できるようにしていくのであれば、
IT先進国【エストニア共和国の電子政府】のような、UXと利便性も追求していただきたいものです!