ユーザーを、初めて来てくれた新規訪問者と、以前来てくれたことがあるリピーターに分けて分析する方法を紹介していきます。新規とリピーターでは行動が違い、リテンション(再訪問)やコンバージョンを促す方法を分析していきます。
新規とリピーターを分析する4つの手順
以下の4つの手順で、新規とリピーターを分析していきます。
1.新規ユーザーとリピーターの比率
2.コンバージョンにつながるリピート回数の分析
3.リピーターが利用する機能やコンテンツを分析
4.リピートにつながる流入を分析する
新規ユーザーと、以前も来てくれたユーザーがどのぐらいの割合で、CV(商品購入など)につながるのは何回目のリピートの時なんだろう、その人たちが興味を持ってくれているコンテンツや機能がなにで、そういうユーザーはどこから来る人たちなんだろう?という順に、サイトやコンテンツを改善していきます。
[詳細] 分析の4つの手順
1. 新規ユーザーとリピーターの比率
・ブログなど・・・新規ユーザー比率70-80%とも言われる
・ECサイトなど・・・リピーターの方がコンバージョン(商品購入)につながりやすい
最初段階は新規ユーザーに来てもらうのが大事で、成長ステージになるとリピーターの割合を増やしていくのが大事になってきます。リアル店舗と一緒ですね…!
1.サイト全体の傾向・割合を掴む
「オーディエンス」「行動」「新規とリピーター」
2. ページごとの傾向を掴む
セカンダリディメンション「行動」「ページ」
3. 集客元ごとに確認する
セカンダリディメンション「集客」「デフォルトチャネルグループ」
2.コンバージョンにつながる、リピート回数を分析する
1.訪問回数の全体傾向を把握する
「オーディエンス」「行動」「リポートの回数や感覚」
2.コンバージョンの多い訪問回数
3.コンバージョンしやすい訪問回数(比率)
リアルの買い物や行動と一緒で、ユーザーにも目的があります、例えば初回はどんな商品があるんだろう?と確かめにきて、何回かして心を決めて買うなど、訪問回数とコンバージョンとの関係を分析して回数として数値化します。
3. リピーターが利用するコンテンツや機能を分析する
リピーターがよく利用するページを把握→訪問回数でのセグメントを活用する
「行動」「サイトコンテンツ」「すべてページ」
そのページのコンテンツや機能が、リピーターの購入等の意思決定(CV)につながっていると考えられるので、拡充・強化したり、導線や回遊性を向上させるなどしてCVを上げていきます。
4.リピートにつながる流入を分析する
コホート分析
Google Analyticsでは、共通の特性をもつユーザーをグループに分けて分析していく
ディメンションの値が「日別」「週別」「月別」という3つの割合。
→該当する期間のユーザーが同じグループをコホートという。
流入元ごとのユーザー継続率を分析
どの流入経路からきたユーザーのニーズが高いのか、見込み顧客として、集客施策に反映していきます。
[参考] ディメンションと指標とは?
ディメンションはデータの記述的な属性または特性、指標は値。
例)ディメンション:ランディングページ、指標:直帰率70%
まとめ
ご紹介した、大まかに4つの手順で、新規とリピーターを分析していきます。
1.新規ユーザーとリピーターの比率
2.コンバージョンにつながるリピート回数の分析
3.リピーターが利用する機能やコンテンツを分析
4.リピートにつながる流入を分析する
新規ユーザーと、以前も来てくれたユーザーがどのぐらいの割合で、CV(商品購入など)につながるのは何回目のリピートの時なんだろう、その人たちが興味を持ってくれているコンテンツや機能がなにで、そういうユーザーはどこから来る人たちなんだろう?という順番で、サイトやコンテンツを改善していきます。
分析結果から、自分なりの接客方針なども決めていくと、サイトのオリジナリティやブランドにもつながって、リピーターが増え、愛されるサイトになっていくと思います!