毎年8月に開催される、経済会議「ジャクソンホール会議」について、FRBや金利、株式市場への影響についてです。
目次
ジャクソンホール会議とは?
アメリカのカンザスシティ連邦準備銀行が主催し、毎年8月にワイオミング州の保養地ジャクソンホールで開催される国際的な経済シンポジウムです。
※カンザスシティ連邦準備銀行(カンザスシティれんぽうじゅんびぎんこう、Federal Reserve Bank of Kansas City)は、アメリカ合衆国の連邦準備銀行のひとつ。
概要と目的
この会議は、世界各国の中央銀行総裁、財務大臣、著名な経済学者などが集まり、その年の主要な経済テーマについて議論を交わす場です。主な目的は、参加者間の活発な議論を通じて、世界経済が直面する課題の解決に貢献することにあります。
開催日時
- ジャクソンホール会議は、毎年8月下旬に3日間にわたって開催されます。
- 開催日時は年によって異なりますが、例年、木曜日から土曜日にかけて行われることが多いです。
2025年のジャクソンホール会議
- 2025年8月21日〜23日までワイオミング州のジャクソンホールで開催される予定です。
- パウエル議長の講演は、例年会議初日の午前中に行われます。
ジャクソンホール会議とFRBの関係、経済や金利、株式市場の影響
ジャクソンホール会議が世界的に注目される最大の理由は、アメリカ連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言です。
議長の講演は、今後の金融政策の方向性、例えば利上げや利下げのタイミング、金融引き締めの姿勢などを示す重要な手がかりと見なされ、その内容次第では世界の株式、為替、債券市場に大きな影響を与えます。
過去にも、この会議での発言がその後の金融政策の転換点となった例がいくつもあります。
金融政策のヒント
議長が講演で示す経済情勢への見解や今後の政策方針は、FRBが次に開催するFOMC(連邦公開市場委員会)の決定を占う上で非常に重要な情報となります。
市場への影響
議長の発言は、株式、為替、債券市場に大きな影響を及ぼします。発言内容によっては、市場が大きく変動することも珍しくありません。
2022年の事例
2022年の会議では、パウエルFRB議長がインフレ抑制に対する強い決意を示すタカ派的な姿勢を明確にしました。当時、市場には利上げペースが減速するとの期待もありましたが、議長は「痛みを伴う」インフレ抑制策を続けると強調し、早期の金融緩和観測を強く否定しました。
この発言は、わずか8分という短い講演でしたが、市場に大きなインパクトを与えました。結果として、株式市場は大幅に下落し、金融引き締めが長期化するという見方が強まりました。
2024年の事例
2024年の会議では、パウエル議長が9月の利下げを強く示唆する発言をしました。当時、景気後退への懸念が高まる中で、市場では利下げを求める声が強まっていました。
議長の発言を受けて、市場は利下げを織り込む形で反応し、株式市場は上昇、円高が進行しました。これは、金融緩和への転換を示唆する発言が市場を動かした典型的な例です。
まとめ
毎年8月に開催される、経済会議「ジャクソンホール会議」について、FRBや金利、株式市場への影響についてでした。




