投資をしていると、証券サイトや経済ニュースで、雇用統計、FOMC、金利政策といった経済指標の発表があり、サプライズなどによって相場が動くのを経験されてた方も多いかと思います。
経済指標とは一体なんなのでしょうか?カレンダーと相場の値動きとの関係について見ていきます。
目次
どうして米国経済指標を見るべきなのか?
- GDP1位である米国経済動向が他国に影響
- 米ドルが世界経済の基軸通貨
アメリカの経済状況が、世界各国経済に影響があるので、おさえておくと良いと言われます。
一方、「デカップリング」と呼ばれる2国間の経済や市場などが連動していないこともあるので、米国動向と現在相関性があるのか?もあわせてみるべきと言われています。
経済指標カレンダー
経済指標 – DMM FX
https://fx.dmm.com/market/indicators/
米国経済に限らず、世界の経済指標の各機関からの発表は、あらかじめ予定されていることが多いのでカレンダーで確認することができます。
とくに重要な6つの米国経済指標
カレンダーの中にも「重要度★」がついている指標がありますが、特に発表の影響が大きくおさえておきたい指標が下記6つとなります。
①米国雇用統計 | 雇用情勢を示す指標で重要度が高い 【機関】アメリカの労働省労働統計局(BLS) 【発表】毎月 |
②FOMC声明/議事録 | 連邦公開市場委員会(FOMC)終了後 委員会全体の見解が声明文として示される。 3週間後:詳細が議事録として公表 |
③フェデラル・ファンド金利(FF金利) | FOMCで発表する 金融政策の誘導目標とする金利 実質的な米国の政策金利 【機関】連邦準備理事会(FRB) |
④国内総生産(GDP) | GDPを速報値、改定値、確報値に分けて公表 【機関】米商務省の経済分析局(BEA) 【発表】四半期 |
⑤ISM製造業景気指数 | 企業の購買担当者のアンケート結果を基に景況感を示す指標 【機関】米供給管理協会 【発表】毎月 |
⑥消費者物価指数(CPI) | インフレ率を示す指標 【機関】アメリカの労働省労働統計局(BLS) 【発表】毎月 |
経済指標【結果】【予想】【前回】
経済指標には【結果】【予想】【前回】という値を見ることになります。
市場予想との違いが、相場の動きを生む
相場が動くのは、「経済指標の市場予想と実際の発表結果に、どれだけの違いがあるか?」です
「発表値」と「予想値」との差が大きい | 相場が動く可能性【高】 ・予想よりGood↑ ・予想より Bad↓ |
「発表値」と「予想値」との差が小さい | 相場が動く可能性【低】 |
経済指標の数字が良い・悪いとの判断よりも、
事前予想数字との比較で相場が動くことが多くなります。
「織り込み済」とよく言われるものですね。
実際にETFを購入するには?
証券会社の「定期買付」機能を使いこなして、ETFの積立でインデックス投資をする方法を下記の記事で紹介しています。
まとめ
投資をする際に、相場影響の大きい経済指標について、特に米国指標についてでした。
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