インデックス投資とは?アクティブ投資との違い、リターンとリスクの関係。インデックスの種類と、ETFを使った投資の始め方など紹介していきます。
目次
インデックス投資とは?
「市場の動きを表す指数(=インデックス)」と同じ値動きをすることを目指して運用する投資手法のこと。
- インデックスが上がればプラス(↑)
- インデックスが暴落した場合にはマイナス(↓)
インデックスには、米国ダウ平均、S&P500、日経平均、不動産…など色々あり、どのインデックスを選ぶか?と運用期間によって成果も変わってきます。
アクティブ投資とは?
市場平均を上回る運用成績をあげることを目指した投資手法のこと。
- 個別銘柄選定と運用がうまいくけば市場平均を上回る(↑)
- 選んだ銘柄(企業)の株価(業績)が悪くなれば、市場平均を下回る(↓)
期待リターンも高ければ、その分リスクも大きくなります。
銘柄の選定と投資タイミングなどが成果に関わります。
インデックスとアクティブ投資比較
項目 | インデックス投資 | アクティブ投資 |
---|---|---|
運用目標 | インデックス連動を目指す | 市場平均(インデックス)以上を目指す |
組み入れ銘柄 | インデックスと同じ構成 | 有望な個別銘柄を自分で選定 |
手数料、運用コスト | 低い | 高い |
学習コスト | 比較的、投資知識がなくても始めやすい。 (インデックス、商品知識は必要) | 銘柄選定、売買タイミングの学習・経験が必要 |
期待リターンとリスク | 市場成長と同様のリターン 市場暴落と同様のリスク | 個別銘柄の株価上昇のリターン 個別銘柄の株価暴落のリターン |
投資期間 | 10年以上の中長期で積み立てる | 1日、数週間〜数ヶ月、長期など 短期の場合、売買を繰り返すことで 資金回転率をあげることも。 |
インデックス投資は、中長期で安定的な利益を狙うのが特徴的です。
どちらの投資手法でも、資産規模にもよりますが、複数銘柄に分ける、一度に買わず積み立てるなど、投資ジャンルと時間の分散投資によってリスクコントロールすることもできます。
【株式投資の未来】過去50年のデータでみる投資リターンとリスク
「株式投資の未来」の著者、ジェレミー・シーゲル教授の1950年~2003年までの約50年間の資料とデータによると
金融商品 | 過去平均リターン |
---|---|
株式(Stocks) | 6.7% |
長期債券(Bonds) | 3.5% |
短期債券(Bills) | 2.7% |
金(Gold) | 0.6% |
現金(Dollar) | -1.4% |
株式投資の優位性や配当を再投資することの重要性を説いています。
例えば米国株式の過去平均リターンは【5-7%】と言われ、
インフレ率【年平均2%】や税金を考慮して過去データ上は実質3-4%のリターンと言われています。
もちろん過去がそうだからといって、今後も同じように推移するとは限りませんが、目安のひとつとしておきたいデータです。
例えば、米国主要S&P500指数連動を目指すETF【VOO】の過去パフォーマンステスト結果はこちらもご参考ください。
投資の大原則
「投資の大原則」の書籍では、インデックス投資手法を利用した投資の原則をわかりやすく説明されています。
- 若いうちから貯蓄を始め、続けること【時間を味方につける】
- 会社や国の制度を有効に活用すること【入金力をあげる】
- 「インデックス・ファンド」で分散投資【リターン/リスクを管理】
- 年に1度、資産配分を見直す【リバランスでメンテナンス】
- 自分の決めた投資方法を守り、市場の動きは気にしない。【一喜一憂せず継続、心の持ち方】
実際のインデックス投資の手順がイメージできるのできるかと思います。
まとめ
インデックス投資は、投資先と投資する時間を分散し、複利効果で10年〜30年と続けることで効果が高まります。
実際に30年後に1,000万円がいくらになるのか?時間を味方につける複利のパワーはこちらの記事をご参考ください。
短期間で大きなリターンを狙う場合は向いていません。
どちらがいいか悪いかではなく、
- ご自分の期待リターンとリスク許容度
どれぐらい利益を得たいのか、そのためにどれぐらい損する確率があっても大丈夫か? - サラリーマンなど忙しい方の場合、銘柄選びや日々の値動きを追う時間がどのぐらいあるのか?
- どのぐらいの期間で、どのぐらいの金額の資産形成をしたいのか?
ご自分の向き・不向き、メンタル、人生プランなどによって変わります。
資産の90%をインデックス投資で安定的に、10%をアクティブ投資にしてリターンを狙いにいくなど、最初から財布を分けておくなどの方法もあります。
やってみないとわからないところもあるので
まずは、自分がどう感じるのか?
自分を知るために、 小さな金額で試してみるのもオススメです。
Tポイントを使って少額から投資できる、SBIネオモバイル証券で試してみるのもいいと思います。
【SBIネオモバイル証券とは?】口座開設方法と手数料について – Tポイントで始める積み立て投資
あわせて読みたい記事
実際に、30代という若さで経済的自由を手に入れた実践者4名の投資手法やライフスタイルです。
日本にいても買える、海外ETF(インデックス連動)の一覧です。
毎月、コツコツ積立投資するやり方について説明しています。