[書評] グロースハックとは? – Hacking Growth グロースハック完全読本

グロースハックとは?

Hacking Growth グロースハック完全読本

「技術とデータを活用して価値を見極め
 価値を伝えるマーケティング活動をプロダクトそのものに埋め込む。」

— ショーン・エリス Sean Ellis
Dropboxの市場拡大を手掛けたアメリカQualaroo社CEO

「グロースハック」について、全体観と体系的に理解するのに最適な一冊です。

Facebookや、Uber、Airbnbなどの、スタートアップから成長していった企業の施策やグロースチーム事例も随所にケーススタディ化されておりイメージしやすいです。

グロースハックがどういうもので、何から着手したらいいのだろう?と思ったら

第1章では

グロースハックチームの立ち上げ方法、プロダクト価値の測定方法、KPI(指標の可視化)、成長戦略などの土台となる組織やチーム、指標測定の環境や仕組みの構築方法

第2章では


ユーザーファネル「獲得」「活性化」「維持」ごとの成長のさせ方と、収益化など具体的な、プロダクト成長施策までステップに整理され紹介されてます。

プロダクトだけでなく、組織や社内やグロースハックの人財の育て方まで言及されているので、永続的なサービスの成長の仕組みを学べます。

実践する際は

導入・推進にあたり組織構造や風土・文化の違いを乗り越えたり、定量データ可視化での日常的なモニタリングのツールや、毎日のメンバーへの伝え方や

データだけでは見えない定性でのユーザー調査のパートは、グロースツール導入や分析方法を学んだり、実施研修が別途必要になると思いますが

まずはグロースハックの全体像を理解して、必要なことから着手してみるのにオススメな書籍です。

目次

目次
第1部 グロースハックの基本
第1章 グロースチームを結成する

・メンバー構成
第2章 プロダクトの渇望度を測る
・アハ・モーメントを見分ける
・マストハブに到達していないとき

第3章 成長のレバーをつかむ

第4章 高速で実験を繰り返す

・分析
・アイデア生成
・優先順位付け
・グロースミーティング

第2部 グロースハックの基本

第5章 獲得をハックする
・チャネル・プロダクト・フィットの実験

第6章 活性化をハックする

第7章 維持をハックする

・3つのステージ
・初期ステージ
・中期ステージ
・長期ステージ

第8章 収益をハックする

第9章 成長の好循環

まとめ

「プロダクトやサービスユーザーのデータやフィードバックなどを解析し、サービス自体の改善を迅速に繰り返し成長する」

グロースハックの入門に最適な一冊をご紹介しました。

グロースハックは必ず成功する銀の弾丸ではなく

失敗したり、うまく進まないこともあるでしょう。実際、組織に浸透させる時には泥臭い面も多いですし、仮説アイデアや施策がなかなか成果に現れくて焦ることもあります。

失敗や成果につながらなくても、そこからなぜ?そうなったかをチームメンバーが学び、次の行動に活かせるようになり、

毎日0.1%でも進むことができ、サービスも組織も日々積み上げで成長できる、そんな第一歩を踏み出すための一冊です。

[今回ご紹介した書籍]

[書籍]

Hacking Growth グロースハック完全読本

著者:ショーン・エリス, モーガン・ブラウン他

技術とデータを活用して手掛ける製品の価値を見定め、
その価値を的確に伝えるマーケティング施策を製品そのものに埋め込むーー。

近年、「グロースハック」と呼ばれる手法を用いて急成長を果たす企業が
シリコンバレーを中心に続々と生まれている。

本書は、このグロースハックを生み出した人物であるショーン・エリスが、 Facebookでプロダクトマネジャーを務めるモーガン・ブラウンとともに 初めて書き下ろした一冊。


彼らが幾多の企業でグロースハックを実践し、体系化してきた手法を、網羅的に記した決定版

基本から応用までステップで解説されているので、グロースハック の全体感や、何から着手していくかイメージを掴むのに最適な入門の一冊。

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