目次
CX Reoptとは?
ジョン・マエダ氏 @johnmaeda
を筆頭にしたCXトレンドレポートです。
CXレポートは、コンピュータ時代におけるビジネスの現在の状況に関連する傾向を集めます。2020年にSXSWに発足し、過去5つの "Design in Tech Reports"に基づいて「コンピューターがどのようにカスタマーエクスペリエンスを変革するか?」というビジネスの影響を深く検討。
CX【Customer Experience】とは?
“CX” is Customer Experience as transformed by Computational Experiences.
"CXは、コンピューターの体験によって変形したものとしての顧客体験" と考えているようです。
ポイント: 1. なぜ体験を組織レベルで総合的に考える必要があるのか? 2. 成熟企業で最も大きな体験のトレンドとは何か? 3. ポジティブ/ネガティブ両面で、デザインとテックへの変化は何か?
CX Report 2020
ショート版とロング版の2種類のLive動画が公開されています。
【13.5分版】忙しい人向け
- The Internet has become exactly what Bowie predicted in 1999.
- Computational thinking is the new systems thinking for business.
- The 4th Industrial Revolution has invisible smoke stacks everywhere.
- Silicon Valley is people and not just robots. We tire. Machines don’t.
- Nobody’s in charge of customer experience because everyone is.
- Your Employee Experience (EX) is what makes your CX human. Literally.
- What’s experience? It’s a try-out, an experiment, and it can be perilous.
- If we all speak machine, then we can all avoid Big Tech’s blunders.
- Computational experiences are made by those who know how to speak machine.
【83分版】じっくり聞きたい人向け
- What kind of tooling differentiates the marketing tech stack and the product tech stack?
- How do you speak machine? And how does that change product development?
- Tech companies excel at Light, Ethical, Accessible, and Dataful experiences, or “LEAD.”
- Why do we need to consider Society Centered Design and Responsible Innovation today?
- Is the speed of digital transformation correlated with gender pay gap imbalances?
2020年のCXレポートに関する詳細情報
PDF: https://maeda.files.wordpress.com/2020/05/cxreportgrid_v1.0.1.pdf
過去ログ
2015年から、毎年SXSWで「Design in Tech Reports 」という名称で技術トレンドとデザインや組織のあり方などを講演されていました。
2020年から「CX Reoport」に受け継がれました。
Design in Techレポートは、SXSW(音楽、映画などのカルチャーに加え、インタラクティブを中心にした最新テクノロジーが多く発表される世界的なフェスティバル)の基調講演の一つとして、2015年から毎年発表されているものです。本レポートは世界的な注目も高く、未来のデザインやデザイナーの在り方について考察する上での羅針盤の役割も果たしています。 https://ja.takram.com/projects/design-in-tech-report-2018-translation/
ジョン・マエダ氏のプレゼン動画
ジョン・マエダ氏 @johnmaeda
は過去TEDなどでも講演しているので、考え方などを知るのに視聴してみると良いかもしれません。
The video-first 2020 CX Report is now live with all pieces available: https://t.co/veMKwm23y8 Have a safe weekend everyone! #cxreport20 pic.twitter.com/wAqAmXTziO
— John Maeda (@johnmaeda) May 22, 2020
ジョン・マエダは、学問の2つの異なる分野が重なる領域に存在しています。その一部はデザイナーで、別の一部は計算機科学者である彼は、その奇妙な形をした領域の重なりの中に、しっかりと自身を位置づけます。
Adobeブログより
20年以上前にマエダがデザインとテクノロジーの両方の分野を歩み始めたとき、マサチューセッツ工科大学の同僚やクラスメートは、彼がたまたま出席していたクラスに応じて肩書を選び、彼を表現したことでしょう。
今日、マエダは、より学際的な呼称である「コンピューテーショナルデザイナー」を好んで使っています。
https://blogs.adobe.com/japan/cc-web-john-maeda-how-to-speak-machine/
ジョン・マエダ氏の著書
まとめ
ジョン・マエダ氏による、CX Report 2020
についてでした。
個人的な感想になりますが、
AIやマーケティングオートメーションなどでどんどん加速する提供体験と、人間の行動による顧客体験のスピードはそんなに加速しない、CXサイクルのギャップ。
あたかも物理学者が哲学者でもあるように、テクノロジーでできることと倫理観が必要になってくること。
広義の意味でCXサイクルをリードしている企業や組織、スタートアップならではの機動力の高いCXデザインの動き方など
最早実装レベルではない、テクノロジー社会を考えされられたレポートでした。