8月の米個人消費支出(PCE)統計とFRB金融施策【インデックス投資】

WallStreet

消費支出が市場予想を上回り、3カ月連続での堅調な増加を示しました。インフレが高止まりする中でも、個人消費は強い状況で、FRBの金融施策や市場に与える影響についてです。

8月の米個人消費支出(PCE)統計

  • 8月の実質個人消費支出、2カ月連続で0.4%増-市場予想0.2%増
  • PCEコア価格指数は前月比0.2%上昇、前年同月比2.9%上昇-予想通り

消費支出が市場予想を上回り、3カ月連続での堅調な増加を示しました。インフレが高止まりする中でも、個人消費は引き続き経済をけん引している状況が示唆されました。

参照元:

米個人消費支出(PCE)統計の推移

PCE(個人消費支出)とは — All Item 青線

  • Personal Consumption Expenditures(個人消費支出)の略
    米国の家計による財やサービスの購入、および消費者のために支払われる各種費用(医療費など)を集計した経済指標です。
  • 米国の国内総生産(GDP)の約7割を占めることから、GDPの先行指標としても注目されています。
  • 米商務省経済分析局(BEA)が毎月公表しています。

コアPCE(コア個人消費支出)とは – Excluding food and energy 赤線

  • PCEデフレーター(物価上昇率)から、価格変動が激しい食品とエネルギーを除いたものです。
  • FRBが重視するインフレ指標で、より安定したインフレの基調を把握するために使用されます。

なぜコアPCEが重視されるのか

  • 食品とエネルギーの価格は短期的に変動しやすく、全体的な物価のトレンドを歪めることがあります。
  • コアPCEはこれらの変動要因を除去することで、より持続的で信頼性の高いインフレの動きを捉えることができるため、経済政策を判断する上で重要視されています。

要人発言

  • 政策金利を直ちにかつ大幅に引き下げる必要があるというミラン米連邦準備理事会(FRB)理事の主張を裏付ける内容ではない」と指摘。「実際のところ、金融緩和を推奨するような根拠は全くない」と述べた。
    –ハイ・フリークエンシー・エコノミクスのチーフエコノミスト、カール・ワインバーグ氏
  • 「結論としては、インフレは依然粘着性があるが、米連邦準備理事会(FRB)の年内少なくとも1回の利下げを阻むほど加速する兆しはない」と指摘。
    –スパルタン・キャピタル・セキュリティーズの首席マーケットエコノミスト、ピーター・カルディロ氏
  • 「FRBが引き続き雇用を重視するか、それとも再びインフレの方に注目するかが重要な問題」とした上で、PCEは若干予想より強かったが格段眼を引くものはなく、FRBは来週の雇用統計を注目するとの見方を示した。
    –ボケ・キャピタル・パートナーズの最高投資責任者(CIO)、キム・フォレスト氏

まとめ

消費支出が市場予想を上回り、3カ月連続での堅調な増加を示しました。インフレが高止まりする中でも、個人消費は引き続き経済をけん引している状況の中、

FRBが来週の雇用統計とインフレ率、どちらを重視して金融政策の舵を取るか?に注目が集まっています。

その他の参考指標

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