【インデックス投資】VYMとは? – 米国高配当株式ETFを分析

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インデックス投資家に人気の、バンガード・ハイディビデンド・イールドETF「VYM」について分析、他ETF比較していきます。

※投資は自己責任でお願いいたします。

VYMとは?

VYM (Vanguard High Dividend Yield ETF)は、米国籍のETF(上場投資信託)。

  • 平均以上の配当を出す普通株で構成されるFTSEハイディビデンド・イールド指数に連動する投資成果を目的。
  • 時価総額加重平均を用いて保有銘柄のウエートを算定。

FTSE ハイディビデンド・イールド・インデックスとは?

FTSE Russellが公表する指数で、米国株式市場における配当利回りが上位の銘柄で構成され、REITは除外

VYMの価格

VYMの直近の価格チャートです。

※データ遅延が起こる可能性があります。

VYMの概要

VYMと同じ運営会社のバンガードのETFで、米国S&P500連動を目指すVOOと比較してみました。(2020.07.03)

銘柄
(ティッカー)
VYMVOO
運用会社Vanguard Vanguard
ベンチマークFTSE
ハイデ ィビデンド・
イールド指数
S&P500
構成銘柄数約395銘柄約505銘柄
コアセクターヘルスケア
金融
消費財
IT企業
ヘルスケア
ETF純資産235.62億ドル
(約2兆4000億円)
1,390億ドル
(約14兆円)
リバランス年1回四半期
配当時期四半期
3月/6月/9月/12月
四半期
3月/6月/9月/12月
配当金利回り
(年率%)
4.05%1.84%
経費率
(年率%)
0.06%0.03%
設定日2006/11/162010/09/09

配当利回りの高さ、VOO含めバンガード社の特性でもありますが、400銘柄近い組入れ構成経費率の安さが特徴的です。

投資アプローチ

  • FTSE ハイディビデンド・イールド・インデックスのパフォーマンスへの連動を目指す。
  • 完全法を用いたパッシブ運用。
  • ファンドはフルインベストメントを維持。
  • 大型株の中でも、予想配当利回りが市場平均を上回る銘柄を、重点的に組入れ
  • 低経費によってトラッキングエラーを最小限に抑える。

セクター構成比率

VYMの組み入れ銘柄のセクター構成です。(2020.07.31)

セクター構成比率
金融18.7 %
ヘルスケア15.0 %
消費財13.9 %
テクノロジー10.3 %
資本財10.0 %
公益9.2 %
消費サービス8.2 %
石油・ガス6.2 %
電気通信4.7 %
素材3.8 %

組み入れ上位10銘柄

VYMの組入銘柄は下記方針によって選定されます。

  • 高い配当利回りの銘柄で構成
  • REITは除外
    ※米国内国歳入庁(IRS)の定める適格配当(qualified dividend)に対して、現行適用されている優遇税率が、REITには適用されないため。
  • 年1回のリバランス時にバッファーゾーンを設定、ポートフォリオの回転率を低下

上位10銘柄は下記となります。(2020.07.31)

名称割合
JNJ:USジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)1.11 十億4.30%
JPM:USJPモルガン・チェース・アンド・カンパニー855.22 百万3.30%
PG:USプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)794.98 百万3.07%
INTC:USインテル759.13 百万2.93%
VZ:USベライゾン・コミュニケーションズ669.16 百万2.59%
T:USAT&T634.79 百万2.45%
PFE:USファイザー598.65 百万2.31%
MRK:USメルク579.33 百万2.24%
CSCO:USシスコシステムズ    577.35 百万2.23%
XOM:USエクソンモービル542.41 百万2.10%

ヘルスケア、金融、消費財、テクノジーの比率が高くなっています。

同じく米国株高配当ETFであるSPYDと比較して、REITを除外しているため不動産セクターの比率が低いのが特徴です。

VYMは平均以上の配当を出す普通株で構成されるFTSEハイディビデンド・イールド指数連動を目指しているため

時価総額と配当金の高い銘柄が組み入れられるます。

1年に1回のリバランスで、ポートフォリオの回転率を低くしているのが、他の四半期ごとにリバランスを行なっているETFと違う点です。

パフォーマンス

VYMの設定日が2006年と、ちょうどリーマンショックとコロナ影響をシミュレーションできるため、過去のパフォーマンスをPortfolio Visualizerで検証してみました。

ポートフォリオグロース

S&P500種指数との連動を目指す SPY と比較してみます。

ほぼ同じような推移ですが

2007年のリーマンショック時には同じような下落率ですが、

2020年のコロナ影響は、

時価総額の加重平均である「SPY」は、IT関連銘柄などの比重が多く

配当と時価総額で銘柄選定組み入れされる「VYM」とで

構成セクターの影響による、下落率に差が出ています。

ご自身の投資戦略で、配当金を重視するか、トータルリターン を重視するかで、どのETFを選ぶと合うのか、変わってくるかと思います。

年リターン推移

VYMの価格と配当利回り

VYMの価格チャートと、配当利回りの推移はこちらにまとめております。

まとめ

米国株高配当ETFであるVYMを分析してみました。

平均以上の配当を出す普通株で構成されるFTSEハイディビデンド・イールド指数連動を目指し、REITを除外しているのが特徴的でした。

それでも暴落時にはマイナスリターンとなるためリスクマネジメントが重要になってきます。

ご自身の投資戦略で、インカムゲインである「配当利回り」を重視するか、中長期的な資産形成で「トータルリターン」 を重視するかで、どのETFを選ぶと合うのか変わってくるかと思います。

※投資は自己責任でお願いいたします。

他の高配当ETF比較

HDV、VYMといった他の米国高配当ETFのまとめや、SPYDとの比較はこちらの記事をご参考ください。

[関連書籍]

ポートフォリオの考え方を実例を多く説明されています。

そもそもインデックス投資ってなに?どうやるのかわかりやすく説明されています。

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