国土交通省が主導する日本全国の3D都市モデルの整備・オープンデータ化プロジェクト、PLATEAU(プラトー)でも採用されている「CityGML」「LOD」とは何でしょうか?
目次
CityGMLとは?
都市および景観のデジタル3Dモデルを保存するためのオープンな標準化されたデータモデルおよび交換フォーマット。
- 都市に見られる一般的な3Dフィーチャとオブジェクトのほとんどと、関係を記述する方法を定義。
- また、3Dオブジェクトのさまざまな標準レベルの詳細を定義。
- 地理空間情報分野における国際標準化団体、OGC(Open Geospatial Consortium)が国際標準として策定
そもそもGMLとは?
GML(Generalized Markup Language)
地理空間情報を定義した統一フォーマット。
作成者間のデータ交換や、色々な地理空間データとの重ねや加工が楽になる。
LODとは?3Dモデル詳細レベル設計
同じオブジェクトに関する、詳細度の異なる様々な情報を統合的にデータとして管理。
CityGMLはモデルの精度・表現に、LOD(Level of Detail)という手法を用います。
CityGMLのLODは5段階
LOD0 | 2次元の建物形状を定義 |
LOD1 | 2次元の建物形状に高さを付与した3次元の定義 |
LOD2 | 建物の屋根を定義 |
LOD3 | 建物の窓やドア等の外部の詳細を定義 |
LOD4 | 建物の内部を定義 |
LODとは、もともとCGの分野で使われていた手法です。
同じオブジェクトに関する、詳細度の異なる様々な情報を統合的にデータとして管理できるようになります。
ADEとは? CityGMLの拡張機能
ADE(Application Domain Extensions)は、CityGMLの拡張機能
CityGML定義の「建築物、道路、地形、橋梁、トンネル、土地利用、植生、水域以外」をADEとして追加可能になり、CityGML定義を拡張することができます。
PLATEAUをBlenderで使う
PALTEAUの都市データを、無料3DソフトBlenderで使うことができます。
まとめ
国土交通省が主導する日本全国の3D都市モデルの整備・オープンデータ化プロジェクト、PLATEAU(プラトー)でも採用されている「CityGML」「LOD」についてでした。
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