【インデックス投資】IVVとは? – iシェアーズ・コアS&P500 ETFを分析

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米国株S&P500連動を目指す、設定来の歴史の長さと純資産高を誇るS&P500 ETF【IVV】について分析、他ETFと過去パフォーマンステストを比較していきます。

※投資は自己責任でお願いいたします。

IVVとは?

IVV iシェアーズ・コアS&P500 ETF(iShares Core S&P 500 ETF)は、米国籍のETF(上場投資信託)。

  • S&P500種指数のパフォーマンスに連動する投資成果を目指す。
  • S&P500種指数の全構成銘柄に投資し、主に米国の大型株を保有
  • 四半期ごとに時価総額方式を用いて保有銘柄のウエートを算定しリバランス。

IVVの概要

【IVV】と同じく、S&P500指数連動を目指すETFでSPY】【VOOと比較してみました

銘柄
(ティッカー)
IVVVOO
運用会社BlackRock Vanguard
ベンチマークS&P500S&P500
構成銘柄数約500銘柄約505銘柄
コアセクターIT企業
ヘルスケア
IT企業
ヘルスケア
ETF純資産約5,723億USドル約6,012億USドル
リバランス四半期四半期
配当時期四半期
1月/4月/7月/10月
四半期
3月/6月/9月/12月
配当金利回り
(年率%)
1.48%1.31%
経費率
(年率%)
0.03%0.03%
設定日2000/05/192010/09/09

SPYに続く世界第2位のETF純資産額が特徴的です。

投資アプローチが近いヴァンガード社のETF VOOと同じく経費率が安です。

投資アプローチ

  • S&P500種指数のパフォーマンスに連動する投資成果を目指す。
  • S&P500種指数の全構成銘柄に投資し、主に米国の大型株を保有
  • 四半期ごとに時価総額方式で保有銘柄のウエート算定しリバランス。

セクター構成比率

【IVV】の組み入れ銘柄のセクター構成です。

Type保有比率(%)
情報技術30.24
金融14.22
ヘルスケア11.16
一般消費財・サービス10.31
通信9.54
資本財・サービス8.37
生活必需品6.03
エネルギー3.23
公益事業2.37
不動産2.22
素材2.03
キャッシュ、デリバティブ等0.27

組み入れ上位10銘柄

  • S&P500種指数の全構成銘柄
  • 主に米国の大型株を保有。
  • 四半期ベースで配当を支払う。
  • 保有銘柄のウエートは時価総額ベース。

上位10銘柄は下記となります。

名称割合(%)
AAPL:USアップル41.76 十億7.32
MSFT:USマイクロソフト34.64 十億6.07
NVDA:USエヌビディア31.84 十億5.58
AMZN:USアマゾン・ドット・コム22.05 十億3.86
META:USメタ・プラットフォームズ16.07 十億2.82
GOOGL:USアルファベット11.82 十億2.07
BRK/B:USバークシャー・ハサウェイ10.71 十億1.88
AVGO:USブロードコム9.84 十億1.72
GOOG:USアルファベット9.73 十億1.71
TSLA:USテスラ8.64 十億1.51

S&P500全構成銘柄の時価総額ベースなので

セクターは、IT企業、ヘルスケアの割合が多くなっています。

四半期に一度リバランスで、S&P500に連動を目指しています。

パフォーマンス

【IVV】は比較的歴史が古く過去からの検証に適しているため、リーマンショク、コロナショック時の動きなど、過去のパフォーマンスをPortfolio Visualizerで検証してみました。

同様の投資方針や歴史がある【SPY】と比較してみました。

ポートフォリオグロース

IVV成長グラフ
IVVポートフォリオ

年リターン推移

IVVリターン

S&P500連動の時価総額ベースなので、配当金は低めですが、トータルリターン では米国株式市場の成長と連動しています。

リーマンショック時のマイナスは大きいですが、設定来の平均リターンは高いです。

同様のS&P500連動ETFの【SPY】ともほぼ同じ動きをしています。

実際にETFを購入するには?

証券会社の「定期買付」機能を使いこなして、ETFの積立でインデックス投資をする方法を下記の記事で紹介しています。

まとめ

米国株S&P500ETFである【IVV】を分析してみました。

歴史が古く、純資産額も大きため、過去検証がしやすいETFでした。

米国株S&P500全構成銘柄で、時価総額ベースでウエイトが算出されるため、

IT企業など成長再投資中心の企業の割合が高く、

配当利回りより、中長期のトータルリターン が米国の成長と紐づいている投資になります。

特性を理解した上で、中長期視点でインデックス投資のポートフォリオのひとつとして組み入れたいETFでした。

投資方針も経費率もほぼ同じVOOと、どちらを選ぶかは好みかと思います。

※投資は自己責任でお願いいたします。

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